「秘密の花園」猪熊葉子訳

巣ごもりの合間にちょっと一息、盛岡の友だちを訪ねた。友人の部屋には信州の山の絵とバラの絵と仙台の友人の絵が飾られ、書棚には愛用の本がぎっしり入っていた。彼女は、若いときから文庫をやっていたので児童文学類の本はとんでもなくたくさん持っているのだが、その部屋にはいつもそばに置いておきたい特別な本が並べてあるのだ。

本棚の中段に詩の本が並んでいる。ときおり彼女に会いたくなるのは、文学の話と詩の話をしたくなるから。とことん込み入った話も彼女とならツーカーで楽しく話が弾む。そんな友がいることをほんとうに感謝したい。と常日頃思っているのだが、わたしのほうが一方的に彼女を頼ってばかりだと思っていたら、彼女の口からも同じ言葉がでた。「本のことを話せるひとがいて、ほんとによかったわ!」

さて、その日はもう一つ分かったことがあった。ふたりとも子どものとき一番好きだった本が「秘密の花園」F.H.バーネットだったのだ。「猪熊葉子の訳がすばらしいのよ」と言う。それで福音館書店の猪熊訳を借りてきた。超分厚いこれぞ本という重さ。ひさかたぶりに文学の匂いがぷんぷん濃厚な世界に浸る。それにくらべると今の本は省略しょうりゃくで、誰かがいっていたけど筋書きだけだなって。そうかもね、とおもう。

3.11絵本プロジェクトいわてinのだ

6月27日(土)今日は野田村に絵本プロジェクトの皆さんが総勢18名できてくださいました。

震災から10年毎年かかさず、たくさんの笑顔を届けてくれ、沿岸に新しい絵本の息吹を吹き込んでくれたこと、ほんとにほんとにありがとうございました。

思い出はたくさんあり、話せばつきそうもないので、のこりの期間の活動がコロナ禍で中止にならないよう祈るばかりです。

今日は、写真をたくさん撮ったのですが、パソコンへの取り込みがうまくいきません。直ったかなと思ったのですが、無理でした。そんなわけでプロジェクトの皆さんをアップできず、とても残念です。

3.11絵本プロジェクトいわての皆様、ありがとうございました!!

はしれ!三陸鉄道

昨年10月台風19号で、3月に前線開通したばかりの三陸鉄道がまたもや大被害をうけ、我が町では5か月三鉄の姿を見れませんでした。それはなんとも寂しい日々でした。日々橋の上とか道路わきとかであのかわいい三鉄の走る姿を見るのですから。「いよ! がんばってるね!」と。この日は産直で買い物をしての帰り道。あまちゃんが自転車で走ったあの場所で凛々しい三鉄を拝みました。

コロナ禍のなか16日夜全国に近況事態宣言が発令。全国で唯一感染者がでていない岩手。それでも2月27日から不要不急の外出を控え、ひたすら家に籠ってるんですが。なんとも運動不足。商売してる人、まともに波をかぶる人、これから先どうなるのかが見えないのが、ほんとうにこわい。

どうかお願いだからくだらないテレビでさわがないで・・・かりにも泣いている人がいるのだから。

ツグミ、シメ、アカゲラ

クリスマスローズの蕾が少しずつふくらんできています。

今朝は肌寒くちらちら雪がふりました。庭をちょんちょん歩く小鳥、小鳥といってもちょっと大きめのやつ。毎年来る冬鳥のツグミです。小さな木の実や虫を食べているようです。ツグミから少し離れた場所に、こちらもちょこちょこ動きまわっているやつが。スズメより一回り大きなシメです。こちらも例年やってくるきれいでりりしい小鳥です。家の周りに薪がつんであるので、アカゲラは連日やってきてトントンカンにぎやかです。

ステキな絵本たち

いつもより

いつもより暖かい3月です。庭に福寿草が。久しぶりのお日様に誘われ庭に。先月27日の小中高休校休校の要請があってからほぼ外出を控え、さすがに体がなまってきました。何もない日常も10日もすると息苦しさを感じますね。そこで、ふらっと三陸道路を南下し生ガキをゲットして帰ってきました。コロナはあとどのぐらい続くんでしょう。筋トレいきたいけどだめなのかなあ・・!!

ボケの蕾が大きくふくらんで。

絵本のこと。去年1年でいちばん印象深いのは?それはやっぱり宮西達也さんのティラノサウルス(シリーズ)だよなあ。8月にご本人の講演もきけてかっこよかったし、なによりハートがあったかい。だからあんなホットな絵本ができるんだわね。絵本もいいし、ご本人もステキだった。 あと、人気の絵本「ねこざかな」シリーズ。1885年作の「はしれきたかぜ号」を最近読んだけど、絵がすごい変化をとげている。あの突き抜けた絵は長い歳月の賜物なんだとなあ・とおどろき。

BSでアメリカの絵本作家c.vオールズバーグを取り上げていて、あらためて「急行 北極号」を読む。村上春樹の訳。文章が長いので子どもは大丈夫なのかと思っていたが、作者の絵本に対する姿勢に、うらやましさを感じた。これが日本であったらそう簡単には市場にはでないのではと思ったり。なかなか本にしてもらえない者のやっかみかな。でも、そういう絵本があるということは、世界がちょっと広がり豊かになるってことですよね!!

絵本って、ほんとにステキ!!

立春になってやっと雪

真冬とも思えない1月が足早に過ぎ、豆まきをして、立春となりました。3日前から雪が降り、昨日の朝は今年一番の冷え込み(-9)。寒さに弱い私ではありますが、この寒さと雪にほっとしてます。

長いお正月休みで、家族で陸前高田まで行ってみました。大きな津波伝承館が建っていました。ここに絵本「はなちゃんのはやあるきはやあるき」のパネル展示もあるはずなのですが、お休みでした。何もない大地に新しい近代的な建物がいろいろ建っていました。

三陸道路が開通したらもっと頻繁に南下できるので、楽しみです。三陸の沿岸はほんとにきれいですよ。

今年は「走れ!三陸鉄道」の一年でした!

写真を入れようとしたけど、うまく入らないので今年最後のブログは文字のみで。令和元年の幕開けは上田益先生作曲「走れ!三陸鉄道」「三陸鉄道が行く」で始まりこの歌で閉じそうです。

たくさんよい事がありました。三陸鉄道の開通式典で歌うことができたし、佐渡裕さんのこころのビタミンコンサートでも「走れ!三陸鉄道」を達増知事の指揮で子どもたちと歌うことができました。

3月11日の合同慰霊祭のIBCラジオ特番では、俳優村上弘明さんが詩「リアスのバトン」を生で朗読してくださいました。どれもみな思いもかけないふってわいたようなお話でした。とてもありがたいことと夢うつつのまま年が終わりそうです。

それから久慈市小中学校の音楽祭で「三鉄の歌」を歌い継いでいこうという幸運にも恵まれました。まさに幸運としかいいようがありませんが、感謝です!

早々にお餅もついたし、あとは本を読み読み、お豆を煮たりなますを作ったりです。先週図書館で読んでいない白州正子の本を見つけ、面白くて一気に読んでしまいました。「ほんもの 白州次郎のことなど」という本です。きのう娘婿がきて新しい新書の本を4冊おいてゆき、一冊はもう読んでしまいましたが残り3冊年の瀬を楽しみながら読破します。

本年もありがとうございました。よいお年をお迎えくださいませ。

(写真は3月のもの入力できました)

秋仕舞い

台風19号がまたしても大きな傷跡をのこしていきました。毎週末雨に見舞われ久しぶりの青空を見るとほんとに嬉しくなります。

今日は、町内の文化祭。浜の女たちの出店が超目玉です。小鯵やイワシの干物、干しガレイをゲットいたします。煮干しも。浜の人は気前がいいのでたくさんおまけしてくれますよ~。

急に寒さが増してきたので、合間をぬっての庭の秋仕舞い。ひととおりの花が終わり、ひんやり冷たい空気の中で菊の花が出番とばかりに咲き乱れています。

いつの間にか増えた菊の花。よりどりみどりです。

わたしだって、さいてるぞ! と きんせんか がんばってます。

秋祭り

久慈秋祭りです。9月20日、初日のお通りを沿道に座って最後まで見物。花巻と盛岡から友人がきて、泊まっていきました。

壮観で見事です!山車が伸びたり縮んだりしてみんな大喜び!! これ、みんな手作りとは、気合がはいっています。

久しぶりで会った友人たちと、おしゃべり三昧の夜をすごし、翌日は琥珀博物館、小久慈焼き、そして野田焼の泉田さんのギャラリーへ。友人は普段使いの食器に小久慈焼きを使っています。今回もちょっと大きめの角皿を買いました。野田焼の泉田さんは三日まえに中国での展示を終えて帰ったばかり。ますます精力的に仕事をしてるようです。

琥珀博物館はティラノザウルス類の歯化石発掘でにぎわっていました。企画展も見ごたえがあって楽しかった。そしてやっぱり、琥珀をひとつ、見るとほしくなりますよね。

こちらは、我が家の庭でとれた山梨。小さいけれど味は上々で、びっくり。自然にでてきた自然の贈り物です。

そして、祭りが終わり、秋も本番となります!!!

「こどもといっしょに読みたい詩・令和版」

お盆前に詩の本が届きました。『子どもといっしょに読みたい詩・令和版』水内喜久雄編著(PHPエディターズ・グループ)久々のアンソロジーです。

「新しい時代にも、ずっと読んでもらいたい詩—自然や人のあたたかさが伝わる100編の詩」と帯に書いてあるとおりの詩郡。山村暮鳥や草野心平や宮沢賢治、吉野弘に与謝野明子、茨木のり子、岸田えり子、川崎洋、まど・みちお、高名な詩人たちに交じって現役の詩人たちのみずみずしい詩の花束です。わたしの詩は『よいお天気の日に』から「花火」が、『リンダリンダが止まらない』から「てとあし」の2篇が載せてもらっています。「花火」は音だけで表現した詩。「てとあし」は身体感覚から湧き出た詩。ぜひぜひ、よんでくださいね!

あらためて全編読んでみると詩の奥深さに、身が引き締まります。とくにも8月というせいか、原民喜の「コレガ人間ナノデス」の詩が胸に痛いです。かなしいけど、真実の詩です。 どれか一遍・・・、やはり谷川俊太郎さんにいたしましょう。

 

誰が・・・・                  谷川俊太郎

 

誰が殺すのか?

無名の兵士を

目に見えもしない国境の上で

 

誰が造るのか?

冷たくなまぐさい銃を

子供を愛撫するその手で

 

だれが決めるのか?

正と不正とを

もっともらしい美文調で

 

みんなその誰かを探している

自分以外の誰かを――