石巻の未来屋書店さんで

3月はじめ、石巻市に行ってきました。ところどころ途切れた三陸道を車でひたすら南下して、約4時間。はじめましての石巻市です。

思い描いていたよりずっと大きな町。イオンモールも大きく2階に未来屋書店さんがありました。絵本「リアスのうみべ さんてつがゆく」のパネル展を3月いっぱい開催中なのです。児童書に力をいれていることが一目でわかりました。さんてつの絵本は、まん中の棚に何冊も並んでいました。その後ろの壁に、ありました、ありました。全部の場面が。傍によって見ました。「うわお! きれい!」

こんなにきれいに描いてくれたのかと、驚きました。本になった絵より、ずっとずっと迫力があり、みごとにきれいな色合いです。絵を描いてくれたさいとうゆきこさん、力をこめて描いてくれたことがひしひしと伝わってきました。

あと10日あまり、ぜひぜひ未来屋書店さんに行ってみてくださいね。絵本はいつまでも残るもの。震災のこと、三鉄がしたこと、伝えてほしい一冊です。

「一人称単数」「猫を棄てる」

写真は2011年5月末日。東日本大震災後、なにもない被災地の大地にたった一輪「ここ、ここ、ここに、家があったんだよ」と告げるように咲いていたプリムラの花。

 

ススキが揺れて、赤とんぼが。チョウもひらひら、蜂もブンブン。ちょっと暑さが弱まりました。

ここ2週間ばかりで何冊かの本を読んだけれど、やっぱり村上春樹はおもしろい。若い頃に書いたきらきらした本の数々が、ここにきて、すんだ秋の空のような清さと広がりと透明なふかさを感じさせます。「一人称単数」「猫を棄てる」二冊。村上さんも、人の子だったんだなあと、より親しみを感じたりして。これから作品がどうなるのか、ほんとうに楽しみ。はんぱないプレッシャーでしょうが(それなないのかも・・)、高みへとかぎりなく上り詰めていって、ほしいですね!

3.11絵本プロジェクトいわてinのだ

6月27日(土)今日は野田村に絵本プロジェクトの皆さんが総勢18名できてくださいました。

震災から10年毎年かかさず、たくさんの笑顔を届けてくれ、沿岸に新しい絵本の息吹を吹き込んでくれたこと、ほんとにほんとにありがとうございました。

思い出はたくさんあり、話せばつきそうもないので、のこりの期間の活動がコロナ禍で中止にならないよう祈るばかりです。

今日は、写真をたくさん撮ったのですが、パソコンへの取り込みがうまくいきません。直ったかなと思ったのですが、無理でした。そんなわけでプロジェクトの皆さんをアップできず、とても残念です。

3.11絵本プロジェクトいわての皆様、ありがとうございました!!

はしれ!三陸鉄道

昨年10月台風19号で、3月に前線開通したばかりの三陸鉄道がまたもや大被害をうけ、我が町では5か月三鉄の姿を見れませんでした。それはなんとも寂しい日々でした。日々橋の上とか道路わきとかであのかわいい三鉄の走る姿を見るのですから。「いよ! がんばってるね!」と。この日は産直で買い物をしての帰り道。あまちゃんが自転車で走ったあの場所で凛々しい三鉄を拝みました。

コロナ禍のなか16日夜全国に近況事態宣言が発令。全国で唯一感染者がでていない岩手。それでも2月27日から不要不急の外出を控え、ひたすら家に籠ってるんですが。なんとも運動不足。商売してる人、まともに波をかぶる人、これから先どうなるのかが見えないのが、ほんとうにこわい。

どうかお願いだからくだらないテレビでさわがないで・・・かりにも泣いている人がいるのだから。

三陸鉄道開通式典に

3月23日、三陸鉄道リアス線開通式。レクイエム。プロジェクト北いわてのメンバーが久慈駅から三鉄に乗って宮古に。式典セレモニーで「三陸鉄道が行く」「走れ!三陸鉄道」の2曲を合唱します。

わたしは、陸中宇部から乗車します。

陸中野田駅に停車

野田のメンバーが乗り込み、車内は大賑わいで一路宮古へ

野田玉川で老人ホームのおばあちゃんたちが旗をふってお祝い!

民家の窓から三鉄の絵が・・!! みんなで手をふって喜びもひとしお・・・

宮古駅到着

式典前の声出しに緊張感が・・

宮古高校合唱部と釜石高校合唱部も加わり、総勢60名でたからかに「さんてつの歌」を。  盛からの開通列車が到着。宮古駅は歓迎ムードに包まれています。

三陸鉄道 リアス線163キロ おめでとう

「走れ!三陸鉄道」歌にこめて

あっという間に3月。今年は雪がまだ積もっていません。気温も高くもう春がきたような感じ?こんなんでいいのかなと心配になります。

暖かいので、ふらっと海へ。野田の防潮堤はほど完成に近づいています。入江にちょと入ってみました。ホタテの貝殻が山のように砂浜を埋めていました。人が入れなかった年月の厚さです。8年たつんですね。

のんびりつりをしている人もちらほら。打ち寄せた貝殻の量に圧倒されます。

昨日本屋さんで、齋藤孝著の「読書する人だけがたどり着ける場所」が目について買った。夕餉の支度までの小一時間あまりで読み干す。世阿弥の話や星の王子さまがでてくる。本は人格を深めるのに役立ちます。なんて書いてある。そんな人ばかりだったらいいけど、そうでないところがまた面白いともいえる。

そうでした。先週の日曜日の朝「エフエムいわて」のラジオに三陸鉄道の中村社長さんが出演「走れ! 三陸鉄道」がながれた。おや!うまいな・・これは仙台のレクイエム・プレジェクトかな?それとも神戸? すぐにAさんから電話があり、きっと他の合唱団だねと言い合う。するとまたすぐ電話があって「あれね、北いわてだって!」「うっそー、信じられない」と驚いた。2週間前私達は上田益先生のきびしい指導のもと、特訓をかねて録音したのだ。そのときの録音だという。ほんまかいなと、びっくり。上田先生、すてきな曲をありがとう。歌う歓びをおしえてくれて、ありがとう!!友美さん、恵さん、いつも、ありがとうね!!

岩手ビッグブルズの読み聞かせ

岩手ビッグブルズの伴晃生選手と川島浩平選手が野田村保育所に来てくれました。

絵本「はなちゃんのはやあるきはやあるき」の読み聞かせを、沿岸部の保育所や幼稚園にしてくれてるのです。忙しい試合のあいまをぬって、防災の一役をとの熱い想いで。

園児さんたちは、大喜び。かっこいいお兄さんが語ってくれる「はなちゃんの」お話にそれはそれは熱心に聞き入っていました。

お話のあとは、お楽しみのバスケットボール。はじめて触れるバスケットボールに、パスやドリブルを教えてもらい、子どもたちは大奮闘。かっこいいふたりのお兄さんを、おいかけて、大歓声。若くて素敵なお兄さんたちにわれもわれもと抱きつくと、離れない。とくに女のコが。子どもは正直ですよね。(私もどさくさにまぎれて、サインもらっちゃいました)

岩手ビッグブルズの皆さん、ほんとうに、ありがとうございました。12月は久慈市でも、試合がありますね。

がんばってください!! 応援してまーす!!!

久慈市体育館 12月15、16日ですよ。 観に来てください!

北三陸の短い夏

二日前までは、北三陸も暑い夏。きのうからめっきり気温が下がり、今日は朝から雨で長袖じゃないと肌寒いのです。

猛暑、酷暑の都会の皆さんには、心からお見舞い申し上げます。

7月のレクイエム・プロジェクトが終わりほっとしていた矢先、なんと三陸鉄道の中村社長さんからお電話をもらいました。観に来てくださっていたのです。

思いもかけず有り難いお言葉をいただきました。「走れ! 三陸鉄道」は、あの震災の時の想いを詩に託したものです。それ以上でもそれ以下でもなく。それが思いのほか「よかった!」といわれると、以外でびっくりで、嬉しいことでした。

ひと段落したところで、本屋さんです。この前は斎藤孝の新書「不機嫌は罪である」と村上春樹「ラオスにいったい何があるというんですか?」を。そして今回は内田樹先生の新しい新書を見つけました。「街場の憂国論」。養老先生の「半分生きて、半分死んでいる」もまたまた面白く読みました。知の巨人とはこのお二人のことですね。

「風のように」あの日を忘れない

レクイエム・プロジェクト北いわて2018

東日本大震災から7年。7年という歳月がくれた震災のときの詩。

あの日あの時あの悲しみの感覚が、時間が経過することで、ふと言葉になりました。「風のように」の詩ができたとき、ああ、歳月が書かせてくれたんだと、どこかの神様に感謝したい気持ちになりました。

詩のはじまりはこうです。とても直截です。

 すごく すごく くじけそうで こわれてしまいそう

  こおりついた 白い夜 見上げる星屑

新曲4曲、上田益先生のすばらしい曲を、ぜひご堪能ください。

5回目のレクイエムコンサートは、

 7月16日(月) アンバーホール 大ホール (久慈市)

  午後1時30分 開演 前売り1.500円 当日券2,000円

みなさん、お出かけくださいね!!

 

 

 

 

表れてクレタ島