「リアスのうみべさんてつがゆく」IBCラジオで

3月10日。IBCラジオ奥村アナの「新米ママの井戸端会議」で絵本「リアスのうみべさんてつがゆく」が朗読されました。奥村アナウンサーのとてもきれいな声で朗読され、耳をかたむけて聞きました。列車の警笛やガッタンゴットンと走る音もはいり、すっかりその世界に浸ることができました。そういえば、この番組が始まったばかりのころ、そう奥村アナが新米ママになりたてだった頃、はじめてお会いしましたね。また、絵本取り上げてくれて、本当にありがとうございました! 朗読とってもよかったです。三鉄がしたこと、忘れずに伝えていきたいものです。IBCの皆様、いつもありがとうございます。

ちょうどひと月前・・2月4日でしたが岩手県立図書館主催「読書のつどい」で、前三陸鉄道社長の中村一郎さんとトークショーをさせていただきました。絵本の話と後半の部分では読書について話しました。わたしは話すのが苦手なので、とても緊張しましたが、本の話になると楽しくて楽しくて、話はつきないのでした。様々な本の話をしたのですが肝心の「小説」まではいかなかったのです。中村一郎氏もたくさんご本を持参してくださり、共通するものも多くほんとに楽しかったのです。そして以外でしたが、本の話ならもっともっと話せるかもと、思ったのです。

で、今何を読んでいるかというと、カズオ・イシグロの「わたしたちが孤児だったころ」昨夜残りの半分を読み終えました。(なんてすごいひとなんだろう)としかいえません。「ゼロからの資本論」斎藤幸平、養老先生の「猫も老人も、役立たずでけっこう」など。こういう作家の人たちがいるというそのことが、わたしのささやかな希望でもあります。

先ほど、庭に出てみたら福寿草が5,6輪咲いていました。金色のとてもきれいな花。もう春になりますね。

 

「リアスのうみべさんてつがいく」原画展ヨムノスにて

コスモスが咲き、コオロギが鳴き、キキョウにトンボ。もうすっかり秋の装いになってきました。ちょうどひと月前、久慈市立図書館ヨムノスで「リアスのうみべさんてつがゆく」の原画展と読み聞かせトークショウをしました。

絵本の原画展を久慈でできたのはとても嬉しいことでした。岩崎書店さんの全面的な協力があったことと、ヨムノス館長さんの熱意のお陰で開催できました。ほんとに、ありがとうございました。

絵を描いたさいとうゆきこさんも来てくれました。さいとうさんもおしゃべりが苦手、どうなることやらと思っていたら話がはずんじゃって楽しいひとときになりました。小学生がとてもいい質問をしてくれて、開催してよかったとなと思っています。

絵本は、テレビやラジオでもとりあげてもらいましたが、朗読はアナウンサーの方がとてもうまく読んでくださるので、私自身が読むのは初めて。「へたくそ」って言われたことがあるので、ま、控えたほうがいいのかなと思っていたけど、気持ちよく読めたのでした。どんとはれ!

ティラノサウルスのベンチ

7月4日、宮西達也さんが久慈市に来てくれました。昨年に引き続いての来訪です。好評を博した講演もまたまた盛り上がりましたが、なんと寂しい町並みに活気をとティラノの絵を描いてくれたんですよ。すべて久慈市のために新しく描いてくれたんです。「すごいでしょう!!世界的な絵本作家がみんなのためをおもって特別に描いたんですよ~」って、そんなちゃめっけたっぷりな声がきこえてきそうです。

観光客も立ち止まって見入ってしまいますね。ステキなベンチ、みなさんも久慈の街をぶらっと歩いて見つけてくださいね。

翌日は小久慈小学校の子どもたちが特別授業をうけて大盛り上がりだったようで、3日静岡県は豪雨で土砂災害に見舞われ、7時間もかけて来てくれたんですよ。宮西達也さん、ほんとにありがとうございました。

『宮西達也の世界 ミラクルワールド絵本展』が花巻市の萬鉄五郎記念美術館で9月26日まで開かれててるので、ぜひ行ってみてね。

 

石巻の未来屋書店さんで

3月はじめ、石巻市に行ってきました。ところどころ途切れた三陸道を車でひたすら南下して、約4時間。はじめましての石巻市です。

思い描いていたよりずっと大きな町。イオンモールも大きく2階に未来屋書店さんがありました。絵本「リアスのうみべ さんてつがゆく」のパネル展を3月いっぱい開催中なのです。児童書に力をいれていることが一目でわかりました。さんてつの絵本は、まん中の棚に何冊も並んでいました。その後ろの壁に、ありました、ありました。全部の場面が。傍によって見ました。「うわお! きれい!」

こんなにきれいに描いてくれたのかと、驚きました。本になった絵より、ずっとずっと迫力があり、みごとにきれいな色合いです。絵を描いてくれたさいとうゆきこさん、力をこめて描いてくれたことがひしひしと伝わってきました。

あと10日あまり、ぜひぜひ未来屋書店さんに行ってみてくださいね。絵本はいつまでも残るもの。震災のこと、三鉄がしたこと、伝えてほしい一冊です。

小正月 竈の蓋があく

1月16日は、実家に行って仏様に会う。竈の蓋があいて死んだ人が出てくるのだという。小正月は女の正月。家事を休んで実家に戻れる日。紅白の餅をつき、水木に飾る。子どもの頃は正月より、小正月のほうが楽しかった。なにしろ小さな居間がお飾りをいっぱいつけた水木ではなやかでにぎやかになるのだから。

村のお寺は朝から人が行き来し、お菓子やさんも仏前にあげるお菓子を買い求める人で忙しい。親戚を何件もまわる風習もまだ残っている。近況を話し、元気でやってるかを確かめ合う。人間関係がうすれゆく現代では、なんだかそっちのほうがいいんじゃないと、ちらっと思ってしまう。現にお菓子屋さんで居合わせた人との会話が、ほのぼのとして心地よかった。そういうさりげない心地良さが、生きるうえでは必要なのかもしれない。

さて、年があけて、もう一月もすると、絵本がでる。やっとたどりついた出版なのでコロナ禍のなか、無事うぶごえをあげられるよう、たくさんのこどもたちに読んでもらえるよう・・・手をあわせてお祈りをした。

「リアスのうみべ さんてつがゆく」岩崎書店 2月15日 発売予定

年の瀬に

今年いちばんの出来事は、絵本作家宮西達也先生が久慈市に来てくれたこと。駅前に新しい図書館ができたのを記念し、講演をしてくれたのです。超楽しい講演の翌日「ティラノザウルス」をかこう

子どもたちとの共作で~す!

超多忙な宮西先生。はるばる来てくれて、子どもたちとのふれあい、本当にありがとうございました。お人柄がとってもステキでした!!

コロナ禍であっという間の一年でしたが、年明け、2月に絵本「リアスのうみべさんてつがゆく」がいよいよ刊行となります。どうぞ、よろしくお願いいたします!

絵本作家 宮西達也の講演会 IN 久慈

実りの秋。松茸、しめじ、山ぶどうに栗。庭のあけびもたくさん実をつけました。わたしは菊の花のおひたしがとても好き。ちょっとにがくてしゃきしゃきして。秋ならではの味わいですよ。

10月は、新しい図書館を記念して、にゃーごの宮西達也さんがはるばる久慈にやってきます。ティラノサウルスシリーズで大人気の絵本作家さん。まさかほんとに久慈まで来てくれるとはおもわなかったけど、ティラノのやさしさそのものの作家さん。新幹線もとおってない田舎町にきてくれるんですねえ。うれしいことです。楽しいおはなしがたくさんきけますよ!そしてワークショップもありますよ。人数制限がありますので、はやめに申し込みしてね!!

~~絵本作家 宮西達也さんの講演会~~

ティラノのやさしさ にゃーごのおもいやり

10月31日(土)13:30~15:00 久慈市文化会館(アンバーホール 小)定員150名 先着

11月1日(日)9:30~11:30 久慈市立図書館 対象:小学生(定員20名)

問い合わせ、申し込みは               (久慈市教育委員会生涯学習課 0194-52-2156)

ステキな絵本たち

いつもより

いつもより暖かい3月です。庭に福寿草が。久しぶりのお日様に誘われ庭に。先月27日の小中高休校休校の要請があってからほぼ外出を控え、さすがに体がなまってきました。何もない日常も10日もすると息苦しさを感じますね。そこで、ふらっと三陸道路を南下し生ガキをゲットして帰ってきました。コロナはあとどのぐらい続くんでしょう。筋トレいきたいけどだめなのかなあ・・!!

ボケの蕾が大きくふくらんで。

絵本のこと。去年1年でいちばん印象深いのは?それはやっぱり宮西達也さんのティラノサウルス(シリーズ)だよなあ。8月にご本人の講演もきけてかっこよかったし、なによりハートがあったかい。だからあんなホットな絵本ができるんだわね。絵本もいいし、ご本人もステキだった。 あと、人気の絵本「ねこざかな」シリーズ。1885年作の「はしれきたかぜ号」を最近読んだけど、絵がすごい変化をとげている。あの突き抜けた絵は長い歳月の賜物なんだとなあ・とおどろき。

BSでアメリカの絵本作家c.vオールズバーグを取り上げていて、あらためて「急行 北極号」を読む。村上春樹の訳。文章が長いので子どもは大丈夫なのかと思っていたが、作者の絵本に対する姿勢に、うらやましさを感じた。これが日本であったらそう簡単には市場にはでないのではと思ったり。なかなか本にしてもらえない者のやっかみかな。でも、そういう絵本があるということは、世界がちょっと広がり豊かになるってことですよね!!

絵本って、ほんとにステキ!!

銀河の瞬き、そして絵本

夜11時。スマホを庭に置いたままだったことを思い出し、外にでた。漆黒の夜空がはげしく瞬いている。「うわっ! すごい!!」星、星、星が夜空を埋めつくしている。まばたく星をよく見ると、あわい白濁の天の川が優美な姿で天界を覆っている。久しく夜空を見ていなかったことに気づく。夏の夜空が始まっているのに。

そして、朝。空はみごとに晴れ渡った。モズが庭でヒナを育てていて、独り立ちの訓練をしている。ここ一週間ばかり、にぎやかなことこの上なし。カラスにねらわれなきゃいいけどと心配していたが、どうやら今朝は旅立ちの朝だったようだ。

絵本を毎月10冊ほど、読む。できるだけ新しいものに目をとおす。昨年けんぶち絵本の里にいったけど、この人の絵本、読んでいなかった。いっぱい読んでるつもりでも、この程度なんだわね。ワタシ。(けんぶち絵本の里大賞)を何度も受賞しているのに。「おまえ うまそうだな」「ふしぎなキャンディーやさん」などの絵本作家宮西達也さん。この不思議な恐竜の絵本、気になって本屋さんで手にとったなあ。一ページ読んでそのまま戻してしまったっけ。されど、子どもたちにはわかったのだ。この本のおもしろさが。今、まとめ読みをしてみて、うなっている。おもしろくて、なんだか泣けて、ためになるようなならないようなはざまがとってもいいのだ。

岩手ビッグブルズの読み聞かせ

岩手ビッグブルズの伴晃生選手と川島浩平選手が野田村保育所に来てくれました。

絵本「はなちゃんのはやあるきはやあるき」の読み聞かせを、沿岸部の保育所や幼稚園にしてくれてるのです。忙しい試合のあいまをぬって、防災の一役をとの熱い想いで。

園児さんたちは、大喜び。かっこいいお兄さんが語ってくれる「はなちゃんの」お話にそれはそれは熱心に聞き入っていました。

お話のあとは、お楽しみのバスケットボール。はじめて触れるバスケットボールに、パスやドリブルを教えてもらい、子どもたちは大奮闘。かっこいいふたりのお兄さんを、おいかけて、大歓声。若くて素敵なお兄さんたちにわれもわれもと抱きつくと、離れない。とくに女のコが。子どもは正直ですよね。(私もどさくさにまぎれて、サインもらっちゃいました)

岩手ビッグブルズの皆さん、ほんとうに、ありがとうございました。12月は久慈市でも、試合がありますね。

がんばってください!! 応援してまーす!!!

久慈市体育館 12月15、16日ですよ。 観に来てください!