村上春樹の普遍性

寒い日が続いている。けれども晴天続きだ。オミクロン株の急増で毎日が静かに暮れていく。

村上春樹の「女のいない男たち」のなかの「ドライブ・マイ・カー」の映画が世界中で高い評価をうけている。なぜ?

もう一度本棚から本を取り出し再度読む。何が人々のこころを引き付けるのか。そんなことを思って文章を読み、この箇所かなとかとか思うが、まあ、何はともあれ大好きな春樹文学が世界の中で称えられるのはほんとに嬉しい。叩かれていた時期からの春樹ファンだからなおさらに。

ブレイディみかこの「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2」を読む。やっぱり、おもしろい。英国の階級社会の有様をさらりと偽りのない目線でさわやかに綴っている。けっして入り込むことなく、その目はまっすぐであたたかい。格差社会はひしひしと日本の子どもたちにも浸食している。

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